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小金井市関連

小金井市民交流センター取得の賛成討論

2010年11月30日 21:00:00
2010年11月30日
議案第57号への賛成討論(案)

宮下 誠

議案第57号、小金井市民交流センター等の取得について、小金井市議会公明党を代表して賛成の立場から討論を行います。

小金井市民交流センターは、明年4月開設を目標に準備が進められており、来月には建物が竣工する予定です。完成をもって引渡しが行われることから、市の財産として購入する必要があるということで、今回この議案が上程されています。

賛成する理由の第一は、多くの市民が待望する施設であるという点です。
市民に長年愛されながらも、老朽化のため2006年3月に取り壊された公会堂に代わる施設として建設されるものであり、市民にとってどうしても必要な施設です。
これまで、市民や各種文化団体から市や市議会に対し、建設要望も繰り返されてきました。

また、今回建設される新しい施設では、旧公会堂でおこなっていた貸し館事業のほか、自主事業もおこなっていく計画です。オープンした後は、近隣市の文化ホールでおこなわれているようなプロの音楽や演劇なども、活発に開催されるものと、多くの市民から注目が集まっています。

賛成する理由の第二は、この施設がひとつひとつ手順を踏んで進められてきたという点です。
西暦2000年に決定された市の方針に基づき、旧公会堂は、南口再開発事業のなかで市民交流センターとして新たに生まれ変わることになりました。今日に至るまでの間、基本構想・基本計画、管理運営基本計画、及び管理運営実施計画といった計画策定の各段階において、時間をかけて多くの市民や関係者の貴重な意見を受け止めながら、市民に親しまれ、市民が参加しやすい施設をめざして検討が進められてきました。まさに、市民の英知を結集して作成されたものといえます。当然ながら、市民の意見を集約すると同時に、市を通してそれらの意向が建物へ反映されるよう都市再生機構に対し、色々と注文をつけてきたいきさつも重要です。

一方、市議会からも一定の理解を得ながら、種々の議決を受けてきた経緯もあり、ルールに沿ってひとつひとつ段階を踏み、きちんと手続きが進められてきました。関連予算が、これまで毎年のように計上されてきていることも申し添えます。

賛成する理由の第三は、市街地再開発事業のなかで、法に基づいて整備された点です。

都市再開発法第1条には、
「この法律は、市街地の計画的な再開発に関し必要な事項を定めることにより、都市における土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新とを図り、もって公共の福祉に寄与することを目的とする。」
とあり、再開発の目的が高らかにうたわれています。

地方自治の担い手である市民の福祉増進のために公的な施設を建設することは、地方公共団体の当然の仕事です。まして、この市民交流センターは、再開発事業のなかで整備された公の施設であり、公共の福祉に寄与することを目的とするこの事業のなかで、最も象徴的なものであるといえます。新たに完成する同施設には、旧公会堂の分として、もともとある小金井市の権利床約26億円分が、すでに備わっていると考えられます。今回の議案で対象としているのは保留床の分で、権利床の分と一体になって初めて機能するものです。

この市民交流センターの取得は市の責務であり、開設を熱望している多くの市民に対して当然の義務であると強調したいと思います。

賛成する理由の第四は、文化を大切にする施策である点です。
これまでの日本の来し方を振り返るなかで、第2次世界大戦までは「軍国主義が先頭を走り、そのあとに人間が続いた時代」、そして、戦後は「経済至上主義が先頭を走り、そのあとに人間が続いた時代である」とする見方があります。
近年、この「経済一辺倒の風潮」も社会のあらゆる分野でゆがみが顕在化しており、今、多くの心ある識者が警鐘を鳴らしつつ、社会のあるべき姿について真剣な模索がおこなわれていると言えるのではないでしょうか。

私は、これからは人間が、今を生きる私たち人間こそが先頭を走る時代でなければならないと強調したいのです。これはすなわち、「文化が、先頭を走る時代へと変わっていく」ということです。
文化は、人々にとって明日への希望となり、生き甲斐を与える源泉となります。また、文化は人々の心の声であり、切なる願いの結晶ともいえます。文化は、人間を真に人間らしくするものだと思います。

小金井市芸術文化振興条例のなかでも、その前文に、
「文化資源を活用・創出することによって、文化のもっている力に期待し、市民ひとりひとりが心豊かに暮らしていけるよう願いを込めて」
と、条例に寄せた思いがうたわれています。

市民交流センターは、駅前の文化施設です。鉄道やバスなど公共交通の結節点に位置し、一般市民にとってはもちろん、高齢者や障害者にとっても利用しやすい場所に位置していると共に、ここはロータリーに面した一等地でもあります。
この事実は、「市民のために、小金井市は文化を大切にします!」という強烈なメッセージの発信であり、「地域住民のために、新しい時代の先陣を切ってみせる」という堅牢なる決意の表明だと信ずるものです。

以上のことから、私たち市議会公明党は、この議案について賛成をいたします。議員の皆様のご賛同を得られますよう、よろしくお願いいたします。

※以上は、本日の手元メモ。正式な議事録は、小金井市のHPにおいて、約2カ月後にアップされます。